2009年8月10日月曜日

痴人の愛 を読んで

■ 28歳の譲二は、15歳のナオミをカフェで見つけて、自分で育てていこうと考える。
 - 日本人らしくない名前、日本人らしくない肌の白さ・顔立ちに、「西洋人ふぇち」の譲二がほれてしまったため

■ ナオミが育っていくにつれて、彼女の贅沢ぶり・男遊びに振り回されるようになる

■ 振り回されるのをわかっていながら「可愛いやつめ」と振り回されていたつもりが、いつの間にか心の余裕がなくなっていることに気づく。

■ いよいよ、ナオミがいなくなってから錯乱状態に。


この文学のことを、巷では、「マゾ文学」と呼んでいる。
マゾとサドのループ。「支配したと思っているナオミは愛らしい」「・・・・と思ってる譲二、馬鹿め」「・・・・と思っている・・・・・」

最後の馬乗りの部分がすごく、よい。
ナオミも、余裕なんてなかったんじゃないかな。譲二が思ってるほど、わけのわからないやつではないと思う。ただ、譲二のほうが晒しすぎただけ。

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