2011年9月27日火曜日

佐藤可士和の超整理術

■ アートディレクターはドクター
 ・ 商品価値はあるのにその良さを正確につたえることが出来ていない商品について、そのよさを相手から見つけ出すことである
■ 相手の思いを整理することが重要
 ・ それは、あまりにも近すぎて気づかなかったものであり、「新鮮だけど、違和感がないもの」である

■ そのステップは以下の3つ
 ・ まず、微妙なニュアンスまで、問診で把握する
  - まぁまぁなのか、大嫌いなのかといったことは、マーケティング調査の数字では現れない
 ・ 視点を持ち込んで問題の本質に迫る
  - ある視点に沿ってバラバラの情報を繋げていくことで、問題の本質が表面に現れる
    ・ プライオリティをつけて、因果関係を知る
  - 迷ったら、具体的ないろんなシーンを思い浮かべてみる
  - 他人事を自分ごとにする
    ・ 化粧品ブランドのスキンケア製品のパッケージをデザインしたときも、男性である自分も歯磨きやシャンプーといった身だしなみのケアは毎日行っていると気づいた。毎日ケアするという視点を見つけるとぐっと身近に捉えられるようになった
 ・ 本質について課題を設定する
  - 磨いて光らせる
  - 反転させる
  - 組み合わせる

良い店!(デートに)

・ピンクカミラ(目黒)
 -イスラエル料理
※ きんきんに冷えたウォッカがうまし。

・ボデガス ガパ(恵比寿)
 -スペイン料理

2011年9月8日木曜日

予想通りに不合理(増補版) を読んで

■ 人間は比べやすいもの同士の中で比べてしまい、その勝負でよいものは他の比べてないものと比べても良いと思ってしまう(相対性の原理)
 -60ドルのウェブ版新聞、110ドルの紙版新聞、110ドルの紙版+ウェブ版新聞 と出されると、110ドルの紙版+ウェブ版新聞を選んでしまう
 -合コンには自分とよく似たタイプであり少しだけ魅力が劣る友人を連れて行くとよい

■ 最初が肝心
 -一度、自分が判断をくだしてしまうと、二回目からは「一回判断したし・・・」と思ってしまう
 -では、どうやって最初にダンキンドーナツの値段にアンカリングされていたのにスターバックスに乗り換えたのか
   ・ 炒りたての豆の香りが立ち込めていた
   ・ 陳列ケースにはアーモンドクロワッサンやらビスコッティなどの見栄えのする軽食を並べた
   ・ ダンキンドーナツはスモール・ミディアム・ラージなのに対し、ショート・トール・グランデ・ベンティのサイズがあり、カフェアメリカーノなどの高貴な名前の飲み物を売った
→ 入店経験が他のものと違ったものであるようにしたことで、ダンキンドーナツのアンカーにひっかからないようにした


■ 社会規範と市場規範
 -1セントのチョコをお持ちください と 無料のチョコをお持ちください
   58人が平均3.5個 が 205人が平均1.5個 になった!

■ ごまかし
 -ヒトは一度ごまかすと決めると見つかるかどうかに関わらず行う。あくまでちょこっと。
   ・通常のテスト:32.3問
   ・自己チェック:36.2問
   ・自己チェック+作業シート破棄:36問
   ・自己チェック+作業シート・マークシート破棄:36問

 -しかし、テストの前に十戒を思い出してもらったグループは正直になった。たとえ十戒を完全に覚えていないとしても。