■ 鶏肉加工場で長時間流れ作業をするような、反復的で危険な仕事をするという労働形態は公正かどうかについて
→ リバタリアンは、労働者が労働と賃金を自由に交換したかどうかが決め手 とする
→ ロールズは、労働の自由な交換が公平な条件下で行われたかどうかが決め手とする
→ アリストテレスは、その仕事がその労働をするヒトの本性に適していることが決め手となる
-モノの目的からモノの妥当な割り当てへ という論理
■ アリストテレスの概念は、奴隷を擁護する。
- 誰かが家庭の雑事をこなす必要があるため奴隷は必要
- かつ、奴隷にふさわしいヒトがいる
・ みずからは理性を持たないが他人の理性を理解できる程度に理性に関与するヒトは生まれながらの奴隷である。
・ ただし、逆の見解をもつ人々もある意味でただしいことは容易に分かる
→ 進んで、嫌がらずにその奴隷をかってでて、かつそれが向いているヒトは存在する