2009年9月10日木曜日

ローソンはマツキヨと組んでなんかいいことあるのか(続き)

もう少し、ローソンとマツキヨについて考えました。


両者の提携の仕方の違いは、そもそもの業界でのポジショニングの違いに起因しているんじゃないかということです。


業界第一位のセブンイレブンは、これまでも王者の戦略をとってきました。
つまり、王者なので、これまでの勝ち方を崩さずに、シェアを維持していけばよいのです。
従って、「従来のコンビニ」という枠組みの中で、おそらく、「薬」も捉えていると思われ、垂直型の提携はするものの、「コンビニの強みともいえる小売機能は全て自前で揃える」という戦略と思います。



一方で、ローソンは業界第二位であり、あの手この手の「変わった(差別化)」戦略をとらざるをえなかった。(セブンと同じ戦略では、業界一位に負けてしまう)

社長も言っているように(http://www.toyokeizai.net/business/strategy/detail/AC/ed3c9118a4c6e3993b24e3997662c909/)

イノベーションを作らざるをえなかった。ナチュラルローソンとかいろいろやってますよね、確かに。

なので、マツキヨと組んだ理由としては、更なるイノベーションを作り出すために、「コンビニの強みともいえる小売機能に加え、クスリの販売に特化した小売ノウハウを取りこむ」という戦略をとったのではないかと思います。もしかしたらファーマシーローソンとか出来るかもしれないですね。


つまり、差別化を進めるためにも、マツキヨと組まざるを得なかったという仮説です。

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