2009年9月7日月曜日

タブーと思考停止について

僕が小さいころ、その話をすると、親(主に母親)が嫌な顔をして、これ以上話すべきではないんだという気持ちになった話題がいくつか存在する。

・共産主義は悪いものだ
・宗教は出来るだけ、避けるべきだ
・戦争は悪いものだ

「何故、悪いものなのか」「その思考はいつ、どのような経緯で生まれたのか」「今後も、その思考が主流なのか」「世界的にも主流なのか」「反対意見の考えと、論点がかみ合っているか」といった、普通の話題であれば考えうる思考ができなくなる。

もっと怖いことは、「思考ができなくなる」ことが常態化してしまい、心の底からその結論を信じてしまう。

その結論が「真ではない」状況になったとき、その環境から逃げ出すか、気が狂うか、殻に閉じこもって真ではない状況を無視するかしてしまう。つまり、「ブラックスワン」が生まれやすい環境となってしまうわけだ。本当は、「ブラックスワン」ではなく、以前から兆候があったりするのにそれを見過ごしてしまうわけだ。

僕は、これからも、フラットな思考体系を出来るだけ崩したくない。そのためにも、さまざまな地域に行ったり、本を読むことで昔のヒトの考えを知ったりしたい。

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