2009年6月8日月曜日

企業変革力を読んで。

リーダーシップとマネジメントの違い・・・・ビジョン(将来のあるべき姿についての納得しやすい力強い声明)と、戦略(それがいかに達成し得るかという論理)がリーダーシップ機能であり、計画(戦略を実行していくための具体的行動とスケジュール)と予算(計画を経費予測とゴールによって明示する)がマネジメント機能である。さらに、短期的成果はマネジメント機能に属する。

以下、変革推進の8プロセス
--------------------------------------------------------------------------------------------

-変革のリソースを確保
■ 企業内に十分な危機意識を生み出す
 ①業績上で赤字を出す、マネジャーたちに自分たちの弱点を明示する
 ②贅沢の象徴をなくす
 ③ストレッチさせた目標を立てる
 ④数多くの人材が広範な企業全体の業績向上に責任を持つべきであることを明確に要求する
 ⑤顧客満足や企業業績に関するデータ、特に競合企業に比較して自社の持つ弱点に関する情報をふんだんに提供する
 ⑥人材に対し不満を抱く顧客、満足していない供給企業、怒りをあらわにしている株主に接触する
 ⑦外部コンサルなどを用いて、率直な議論を促す
 ⑧企業が抱える諸問題を社内報や経営幹部のスピーチで表明する
 ⑨将来に待ち構えている絶好の機会、それを追求する上での問題点についての情報を開示して人材の自覚を促す
■ 変革を推進する連帯チームを形成する

-変革の方向性を提示
■ ビジョンと戦略を立てる
 ①目に見えやすい
 ②実現が待望される
 ③実現可能である
 ④方向を示す
 ⑤柔軟である
 ⑥コミュニケートしやすい
■ 変革のためのビジョンを周知徹底する
 ①専門用語を使わない
 ②比ゆ、たとえを使う
 ③さまざまな形で伝える
 ④繰り返し伝える
 ⑤リーダーが規範を示す
 ⑥言動不一致をしない
 ⑦双方向コミュニケーションを目指す

-変革を陳腐化させない
■ 変革に必要とされる広範な行動を喚起するために、人材をエンパワーする
■ 変革の勢いを維持するために短期的成果をあげる
■ 短期的成果を生かして、さらに数々の変革プロジェクトを成功させる

-次々に変革を生み出す
■ 新しく形成された方法を企業文化に定着させ、より一層確かなものにする


0 件のコメント: