2008年7月11日金曜日

消費財メーカーの肝

消費財メーカーは、(1)お客に魅力的にうつる商品を開発し、それを安く作り、そして(2)卸や小売店にきちんと良い棚で売ってもらうように訴求するという流れになる。

プル型マーケティングとは、(1)をがんばること。つまり、市場調査してがんばって開発する。
プッシュ型マーケティングとは、(2)をがんばること。つまり、販売促進費をマネージして、優良な商品・顧客を常にウオッチしていくこと。

これらは両輪で重要だが、プッシュ型は茨の道。地道な努力。
どうしても、プル型で大逆転があるのではないかとかんがえてしまう。社長もヒトの子。
で、その結果、利益率が悪くなり、赤字に転落。本来は(2)をがんばって、良い商品が出たときにそれを育てる環境づくりをしていかないといけない。

さらに言えば、プル型は、商品・顧客の改廃を行うことと同値なので、売上額が落ちること必至。消費財メーカーにとって、シェアが奪われることは恐怖以外の何者でもない。

そこで。。。。。
両方やる。あめとむち。

P&Gは、卸の改廃を行うと同時に、自信のある商品であるジョイを投入。
うまくバランスをとった。売上と利益率の総どり。

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