2011年6月18日土曜日

急に売れ始めるにはワケがある(ティッピングポイント)を読んで

■ 感染とは何か?
・小さな原因が大きな結果をもたらす
 -べき乗則への直観の鈍さ
  ・因果関係をリニアに考えてしまう人間の本質ゆえ(e.g. 折り紙を50回おると? ⇒ 太陽まで通じる)
・徐々にではなく劇的に生じる

⇒ べき乗則への直観の鈍さ


■ 感染は、「病原菌を運ぶ人の特性(少数者:コネクター、メイブン、セールスマンの法則)」「病原菌そのものの要素(粘り)」「病原菌が作用する環境」によって成り立つ

■ 少数者の法則
・コネクターは、人の可能性を信じる人(口癖は、今までで一番素敵な人にあったわ」
・メイブンは、他人の問題を解決することによって、自分の感情的必要性を解決しているヒト
・セールスマンは、感情の同調性がうまいひと。しぐさを極めてはやく真似する

■ 粘りの要素
・恐怖の実験
 -破傷風が如何におそろしいかを記載したパンフレットは、破傷風のおそろしさは分かったけど、結局予防接種を受ける割合に影響がなかった
 -保健所の位置と予防接種の時間を入れると、位置が分かっているヒトが大半にも関わらず、その要素によって、パンフレットが「抽象的な医療的知識」から「実践的、かつ個人的な医療アドバイス」に変わるため、「粘る」のだ。


■ 煙草を吸う人が青少年があこがれる性質(反抗的、性的成熟、正直、世間体をかまわない、興奮をもとめる)を持ってしまっている為、強力なセールスマンとなってしまう。したがって、青少年の実験をとめるすべはない。(ミクロネシアの自殺感染もほぼ同じ理由) しかしながら、たばこの粘りをなくすことは出来る。ヘビースモーカーになるティッピングポイントである24時間で5㎎以内のたばこを開発すればよいからだ。

0 件のコメント: